こんにちは、Yamakakeです。
日本では電話番号を語呂合わせで覚えたりする(あるいは覚えてもらう)ことがありますが、実はアメリカにもあるんですよ。日本と違うのは数字を言葉でおきかえる(2323をフサフサ、など)のではなく、アルファベットを数字割り振っている点です。
ちょっと分かりづらいと思うので、我が家の電話機で説明しますと、
2のキーにABC、3のキーにDEFと打ってあります。その調子でA-Zまでの26文字をどれかのキーに割り振っておいて、語呂合わせの場合には「その文字に対応する数字をダイヤルする」というわけです。例えば、消費者向けに短期の貸付する会社が、電話番号を800-***-CASH(800はアメリカのフリーダイアルです)と覚えて欲しかったら、800-***-2274を登録するわけです(CとAは2、Sは7、Hは4に割り振られています)。実際には電話番号申請する際に、Vanity Numberとして単語を指定すれば、簡単に取れるようです。
で、少し前ですが、このような語呂合わせ番号を見つけました。
見覚えのある色、文字、そして黒猫のマーク。。。そうです、クロネコヤマトの宅急便~♪ in the USです。そのバンの横と後ろに電話番号が書いてあるのですが、そこには「877-5TAQBIN」と。877はフリーダイアルだとしても、その後は明らかに
「Go!宅急便!」てなノリですよね。私は運転中にこれ見て爆笑し、危うく事故りそうになりましたが、日本人以外には意味不明でしょうね~。やるな、クロネコヤマト。超ニッチマーケティング絶賛展開中!ですね。
ちなみにクロネコヤマト(および佐川急便など日系大手運送会社)は、米系の運送会社よりも高く、「日本人駐在員御用達」という印象があります。昔カリフォルニアで勤務していた際、ロサンゼルスへの転勤により日系各社から引越し費用の見積を取って会社に提出したら、「あほか、誰がこんなに出すんじゃ(日本語訳)」と言われて、ロサンゼルス行きが危うく無くなりかけることがありました。慌てて現地の安いところにしたら、今度はPS2盗まれるし・・・。値段は高いかもしれませんが、日系の運送会社はきちんとしてますし、しかも依頼主が「この家具は誰々さんにあげることになってます」と指示すれば、荷物を運送する途中で寄って届けてくれるんですよ!こういう「顧客目線のサービス」は、到底アメリカ企業には真似できない日本の美徳ですね。がんばれ、日系企業。