こんにちは、Yamakakeです。
今日はお昼に、フォートリー(Fort Lee)というところの中華料理店に行きました。ここは香港系(多分)のシーフードのお店で、お店のドアには「生猛龍蝦(生きたロブスターのこと)」とか書いた紙が張ってあったりと、中国人もオススメの本格的な中華が食べられます。しかし生猛龍蝦って、漢字で書かれるとすごいですよね。こっちが取って喰われそう。。。ちなみにここのメニューには、「爆炸炒麺(うろ覚えですが)」なる焼きそばも載っています。爆発して炸裂しとんのかっちゅーの。
ここはお昼は香港式点心が売りでして、カートやお盆に載せてウェイトレスさんが餃子やらシュウマイやら持って回ってくる中から、好きなものを選んで食べて最後に精算、という流れになってます。私たち夫婦はもう常連になってしまっているので、ウェイターのお兄ちゃんなんか、「ダイコンモチ?」とか「ヤキソバ?」とか「ゴマダンゴ?」とか、片言の日本語で言いながら持ってきてくれます。そんな感じでいつも活気に溢れるお昼時なのですが、今日は何かが違いました。。。
私たちが12時半前ぐらいに店に入ったとき、中には5人組と8人組、それと一組の老夫婦がテーブルについていました。私たち夫婦も席についたのですが、誰も何も食べていません。テーブルの上に皿はなく、ただお茶飲んで話しているだけ。私たちのところにもお茶が来ましたので、それを飲みながら「何食べよっかねー」などと話してたのですが、待てど暮らせど何も出てこない。
10分か15分ぐらいして、ウェイターの兄ちゃんに「何か点心ないの?」と聞いたら「いや、今出てくるから」と言ったものの、いつもなら食べ物持ってテーブル回る店員さん達もスプーン拭いてたりしてて、「え、もしかして開店前に来ちゃった?」と思わされてしまう雰囲気に。その後も「食べ物は?」「もうすぐだから」というやり取りを繰り返したところで、やっと点心が出てき始めたのですが、そのときの心境は、「雪山で遭難したところに救助が来た瞬間」のようだった、と言えるでしょう。そんな経験、もちろん無いですが。
最初の皿は油菜の炒め煮だったのですが、取り逃してなるものか、とすかさずゲット!二皿しかなかったため手前の5人組と私たちのところで無くなってしまい、私たちの奥にいた8人組の一人がウェイトレスのところまで来て「もっとないの!?」と迫っていました。その後も料理が出てくる度に殺気立った視線が交錯し、かといって気にしていたら食べたいものも食べられず、ということで気にせず食べてましたが、例の8人組の人たちは皿が来るたびに歓声上げて食べてました。「なんでもいいから、どんどん持ってきて!」って言ってましたので、相当おなかすいてたんでしょうね。気持ちは痛いほど分かります。うん。
最初に大量の野菜を食べたおかげで、私たちはけっこう早めに満腹になり、いつもなら手を出すであろうエビシュウマイやら蝦米麺なども食べずに、そそくさと戦場を離脱したのでした。なお、私たちが出るころには食料の供給も安定し、暴動やテーブル間紛争などは勃発しなかった模様ですが、あの状況の原因は何だったのか不明です。